「友達はデートで忙しく、誰も遊んでくれない」「遊んでいた友達が結婚して誘いづらい」、このように仕方なく一人で寂しい休日を過ごしていませんか？

一人になると寂しいと感じるのは自然です。今回はそんな方に向けて、孤独な気持ちを解消する方法と、寂しい時のおすすめの過ごし方をご紹介します。

寂しい時に感じていること

人は寂しい時にどのような感情を抱くのでしょうか？寂しい時に感じていることがわかれば、「よくわからないけど寂しい」というもやもやがなくなります。

このように、一人で寂しいと感じる時には様々な感情を抱くものです。自分に当てはまるのかどうか、詳しく見ていきましょう。

孤独感

寂しい時に誰もが感じているのは、孤独です。休日を一人で過ごしているだけで、まるで自分だけが世界から取り残されたような感覚に陥ってしまいます。

孤独を感じている時は、虚しい気持ちが大きくなります。

誰かと話をしたい

寂しい時は、誰でもいいから話をしたいと思うでしょう。人は常に誰かと繋がりを持ちたい生き物です。一日中誰とも話さず過ごしていると、それだけで憂鬱になってしまいます。寂しい感情には、誰かと関わっていたい気持ちが隠されているのです。

精神的な弱り

人は精神的に弱っている時も、寂しさを感じるものです。普段は一人で過ごすことが当たり前でも、弱っている時は人の温もりを求めます。

誰かと一緒にいたいと思う時は、本当に気のおける友人と一緒にいるのがいいですね。家族や兄弟と過ごす時間にしてもいいかもしれません。

周りが羨ましい

一人でいることに寂しさを感じるのは、周りが羨ましいからです。色んな人と休日を楽しんでいる友達や、大人数の仲間に囲まれてわいわいしている同僚の姿を見ていると、自分が負けたような気持ちになってしまいます。

人は誰かと比べて自分が幸せかどうかを決めてしまいます。一人でいるのが寂しいのではなく、周りと比べて自分が惨めに思えているだけです。

孤独や不安な気持ちを解消する7つの方法

孤独や不安な気持ちを感じ続けると、人の心は蝕まれてしまいます。場合によっては鬱になる人もいるほどです。そうならないために、孤独や不安な気持ちを解消する7つの方法をご紹介します。

まずは、上記にリストアップした方法を試してみましょう。すぐに実践できるように詳しく解説していきます。

1.自己愛を高める

実は寂しいという感情には、自己愛が大きく関わっています。なぜなら、「自分を必要としてほしい」、「自分の存在価値を認めてほしい」と思う時に出てくるものだからです。

寂しいと感じる人は、普段から何かをする時も、「他人から見られてどうか」という基準で動いています。

自己愛を高めてしまえば、自分自身が自分の存在を認めてあげられるので、一人でも寂しさを感じることはありません。

ただ、自己愛を高めると言っても、すぐにはできるものではありません。自己愛の低い人は、「自分はダメだ」「人より劣っている」という考えが根付いてしまっているからです。その考えを取り除くだけでも大変。

幼い頃に否定ばかりされてきた人は、自分でも気付かないうちに、自然と自己愛が低くなっています。反対に幼い頃から人に褒められていたり、肯定されていたりする人は自己愛が高い傾向にあります。

自己愛を高めるためには、まずは自分の長所を考える癖をつけましょう。自分のいいころを数えていくだけでも、意外と自分は思っているよりダメな人間ではないことに気付けます。

もう一つは、自分にかける言葉をポジティブにすることです。例えば何か失敗をした時に「自分はなんてダメな人間なんだ」と考えてしまうところを、「また一ついい経験ができた。次は失敗しないでいよう」と考えることです。自分にポジティブな言葉をかけていけば、少しずつ自分を認められるようになりますよ。

2.他人と比較しない

何かする時に、いつも他人と比べていませんか？例えば「自分よりも友達の方がおしゃれな服を着ている」「自分よりも友達の方が幸せそう」などと、常に誰かと比べているならば注意が必要です。

比較し続けていると、自分より上の人に劣等感を抱き、自分より下の人には優越感に浸ります。常に自分がどこの立ち位置にいるかを気にしてしまうのです。その結果自己愛が低くなってしまい、人から認められたい気持ちが増してしまいます。

幸せは他人と比べるものではありません。まずは、自分のやりたいように過ごすことを意識してみましょう。大人になれば、あなたが何をしていても否定する人はいません。否定されることがあれば、羨ましがられていると考えるようにしましょう。

自分が楽しいと思えることをしていれば、何をしていても孤独を感じることはありません。

3.自分から積極的に行動する

一人で寂しいと感じている人は、「自分だけ誰にも誘ってもらえない」と、誰かに何かをしてもらうことを期待しています。こういうタイプの人は、人から選んでもらえる自分に満足している傾向にあります。

子供時代にグループに入れてもらえなかった経験があったり、無視された経験があったりする人は、誰かから声をかけてもらえるだけで嬉しいもの。しかし、人からしてもらうことを待っていると、何もしてくれなかった時に落ち込んでしまいます。

手を差し伸べてもらうのを待つのではなく、今度はあなたが差し伸べる番になりましょう。寂しいと感じるのであれば、友達を積極的に誘ってみましょう。例え、その日に来てくれなくても、来週の予定が入れられるかもしれません。

翌週の楽しみができれば、わくわくして孤独な気持ちもなくなりますよ。

4.寂しい正体を探る

寂しい気持ちになっている時、なぜ孤独を感じているのか考えたことはありますか？実は、自分の気持ちを紐といていくと、過去の経験が関わっていることに気付きます。

例えば「休日に一人で過ごしていることが寂しい」と感じているとしましょう。この時、本当は「自分だけが仲間外れにされた学生時代の記憶」が寂しさを感じさせています。

過去の何かしらのトラウマが、あなたを悲しい気持ちにさせていたのです。寂しい正体を探っていけば、孤独を感じる理由がわかり、対処できるようになりますよ。過去を思い出して余計に惨めになった時は、思い切り泣いてから、過去は過去とけりをつけましょう。

5.ポジティブスイッチを知る

孤独を感じると、人はすぐにネガティブモードに入ってしまいます。一度ネガティブモードに入り込んでしまうと、中々抜け出すことはできません。深みにハマってしまう前に、自分の気持ちをポジティブに切り替えましょう。

ポジティブスイッチを知っておけば、すぐに自分を明るい気持ちにさせられます。あなたの喜ぶことは何ですか？動物の写真、好きな動画や漫画を見るなどなんでもいいです。自分を喜ばせられるものを備えておきましょう。

6.一度どん底まで落ちてみる

寂しい感情に蝕まれてしまった時は、一度とことん落ち込んでみるのも一つの手です。一度どん底まで落ちてしまうと、人は満足して次のことを考えるようになります。

「寂しい」、「自分だけどうしてこんな思いをしないといけないんだ！」と感情を爆発させれば、ネガティブな気持ちを吐き出せます。泣くことはストレス発散にも繋がりますよ。

7.暇な時間を作らない

人が孤独を感じるのは、暇だからです。忙しく過ごしていると、例え一人で過ごしていたとしても寂しいと感じることはありません。孤独に打ちのめされてしまうのは、それだけネガティブなことを考える時間があるからです。

家に一人っきりでいても、やれることはたくさんあります。一人暮らしならば、これを機に溜まっている家事を一つずつ終わらせてしまいましょう。普段あまり料理をする時間がないのであれば、凝った料理を作ってみるのも一つの手です。

一人だからこそできることをすれば、孤独を感じずに充実した一日を過ごせますよ。

一人寂しい時におすすめの12個の過ごし方

一人で寂しい時間を、充実したものに変えるためにはどうすればいいのでしょうか？一人でも楽しく過ごせるおすすめの方法を12個ご紹介します。

このように、一人で寂しい時にできることはたくさんあります。あなたにも、「これならできる！」と思えるものが見つけられたかもしれませんね。それぞれの過ごし方について、詳しく解説していきます。

1.凝った料理やお菓子を作る

何時間も煮込んで作る凝った料理や、生地作りに時間がかかるお菓子作りをしてみましょう。これは友達との予定が入っている時にはできません。一人の時に自分の好きな物を好きなだけ作って楽しんでください。

後日友達におすそ分けしに行くと考えれば、お菓子作りもより楽しくなりますよ。凝った料理を作ってSNSに投稿すれば、趣味アカウントを育てる楽しみも増えるかもしれません。

普段作らないようなものに挑戦すれば、出来た時の達成感も大きくなりますよ。作るだけではなく、食べることもできるので、二つの楽しみが味わえますね。

2.好きな映画やドラマを観る

好きな映画や、懐かしのドラマを一気見しましょう。誰かと一緒にいたら気を遣いますが、自分一人ならば好きな物を好きなだけ見られます。一人鑑賞会として、好きな飲み物や食べ物を購入しておけば、自分だけの時間のでき上がりです。

映画だと一本2時間、ドラマを一気見すれば約10時間観続けられます。集中して観ているうちに、気付けば一日が終わっているものです。好きなところを繰り返し観たり、お気に入りのシーンだけ観直したり、楽しみ方は自由です。

3.ネットで交流する

一人で寂しい時は、ネット上の交流を楽しみましょう。なんとなく、誰かと繋がっていたい人と話すことが生きがいの人もいるでしょう。最近ではSNSで交流することが当たり前になっているので、気軽に会話が楽しめます。

中には、同じ趣味の人が集まる交流サイトなど、知らない人同士で会話をすることを勧めている場所もあります。誰とも予定が合わなくて寂しい時は、ネット交流を楽しんでみましょう。思わぬところで、気の合う友人が見つかるかもしれませんよ。

4.少し遠回りして買い物をする

時間のある休日は、運動がてら歩いてみるのもいいですね。ただただ散歩するのは面倒に感じるかもしれませんが、そのままいつもより遠い場所で買い物して帰れば無駄もなくなります。

いつも通らないような道を通ったり、遠回りしてみたりすれば新たな発見ができるかもしれません。

散歩は運動になり、気分転換にもなります。気持ちのいい空の下を歩けば、ネガティブな気持ちも吹き飛びますよ。

5.ひたすらゲームをする

ゲームが好きな人ならば、一日中ゲームに明け暮れるのもいいでしょう。普段なら勿体ない過ごし方に感じられますが、寂しくて何も手につかないのであれば、好きなことをしている方が建設的です。

寂しい休日は、好きなことで自分を喜ばせましょう。人からどう思われるかを気にする必要はありません。自分が楽しいと感じる過ごし方をしてみてください。

6.部屋の掃除に専念する

一人で寂しい時は、部屋の掃除に専念しましょう。一人暮らしなら、休みの日しか掃除の時間は取れません。普段の掃除だけではなく、大掃除並みに家中ぴかぴかにしてしまいましょう。

しっかり掃除をすれば、ワンルームの部屋でも一日がかりの作業になります。掃除は終わった後が気持ちよく、やり始めると意地になってとことんやってしまいます。部屋が綺麗になり、空気も綺麗になれば、ネガティブな気持ちも浄化されますよ。

7.自分磨きをする

一人だからこそ、自分磨きの時間に使いましょう。人と会った時に驚かせられるように、髪型やファッションの研究などをして、見た目を変えて楽しんでみてください。

特に女性は自分磨きを楽しんでいれば、自信を持てるようにもなります。自分が可愛くなれるとわかれば、気持ちも明るくなりますよ。一番可愛く見える方法を研究して、見た目から自分を変えていきましょう。

外見磨きができれば、次は内面磨きという風に、自分と向き合う時間を作っていくのも楽しいですよ。

8.ランニングをする

寂しくて孤独を感じてしまった時は、とことん汗を流しましょう。実はランニングはストレス解消にもなるのです。走り続けていると気持ちが高揚する「ランナーズハイ」という言葉があるように、脳が快適な気分になれます。

また、走っている最中は頭が空っぽになるので、ネガティブな気持ちも追い出せます。単調な動きをするランニングは、リラックス効果も感じられますよ。朝起きてランニングをすれば、一日中気持ちよく過ごせます。

9.ジムに通う

何もない休日は、ジムに通うことを習慣にしてみませんか？一人で運動するのが億劫な人も、ジムに登録すれば強制感が出て運動できるようになります。

毎週土曜日はジムに通う日などと決めてしまえば、自然と休日の予定も埋められます。健康的にもなり、充実した時間も送れるのでいいこと尽くしです。

10.ずっと読みたかった本を読む

読書が好きな人は、ずっと読みたかった本を存分に読みましょう。小説であれば一冊の本を読むのに2~3時間かかります。一日中自分の好きな本を読んで過ごせば、充実した時間を過ごせますよ。

漫画好きな人であれば、一気読みするのもいいですね。買って読んだり、スマホのアプリで読んだり、漫画喫茶に行ってみたりするのも一つの手です。

漫画喫茶だとドリンク飲み放題で好きな漫画を気が済むまで読めます。一人で読みに来ている人も多いので、周りの目を気にする必要もありません。

11.資格の勉強をする

一人の時間は、資格の勉強をしてスキルアップしましょう。勉強に集中していれば、寂しいと感じることもありませんし、有意義な時間を過ごせます。

一人で暇な時間を持て余している時こそ、周りとの差をつけてしまいましょう。仕事とは関係のない新しい資格を取るなど、自分の勉強したいことに時間を割くのもいいですね。

大人になると勉強時間は自分で作らなければなりません。みんなが遊んでいる時間にひっそりと勉強すれば、優越感に浸れますよ。

12.ブログを書いてみる

記録用にブログを書いてみるのはどうでしょうか？誰かに見てもらうためのブログを書くのは大変ですが、自分の日記を書き留めておくだけならばすぐにできます。

例えば自分の趣味に関する内容だったり、仕事に関する内容だったり、自分の興味あることを題材にしてみてください。

もしかしたら、同じ趣味を持っている人からコメントが貰えたり、ブログがきっかけで新たな交流が始まったりするかもしれません。

一人が寂しいと思うのは勘違いかもしれない

一人で過ごしていると、自分は寂しいやつだと思うこともあります。しかし、本当にあなたは寂しいと感じているのでしょうか？

このように、もしかしたらあなたは一人でいることを寂しいと感じていないのかもしれません。具体的にどういうことなのか、それぞれ詳しく解説していきます。

一人の時間を過ごすのが好き

あなたは一人の時間を過ごすのが好きですか？一人カラオケ、一人映画などなど…。インドアの人であれば、一日中家で過ごしていても苦に感じませんか？

もしも上記の項目のどれかに当てはまるのであれば、あなたは一人を寂しいとは感じていません。むしろ、一人でいる方が楽だと感じているかもしれません。

もし、あなたがこれまでに「寂しい」と感じたことがあったのだとしたら、それは周りの風潮で「一人はダメだ」と思い込んでいただけなのです。

学生時代、一人行動をしていると「みんなと一緒のことをしなさい」と先生に怒られたり、必ず誰かとペアを組まなければならなかったり…なんて話も、多くの人が経験していること。

幼いころから「仲間外れにせずに、みんなで遊びましょう」と言われてきたからこそ、一人でいるのが悪いように感じられてきたわけです。

実際、学生時代一人でいると浮いてしまい、いじめの対象になることもあったかもしれません。しかし、一人で過ごしていても、自分自身がその時間は充実していると感じるのであれば、それは何も悪いことではありません。

あなたは「寂しい人」ではなく、「一人でも充実した時間を過ごしている人」なのです。「一人の時間も好き」と思えるのであれば、それはあなたにとってかけがえのない充実した時間です。

「一人でもいい」と考えることで、一人の休日がより充実した時間となります。寂しいという感情がなくなり、「今日は自分の時間を充実させる日にしよう！」と心から思えるようになります。人の目を気にすることも、誰かと比べて落ち込むこともなくなりますよ。

人と過ごすのが当たり前になっていただけ

一人の休日が寂しいと感じるのは、誰かと一緒に過ごすのが当たり前になっていたからではありませんか？いつも誰かと一緒に行動をしてきたからこそ、一人になるとどう過ごしていいかわからなくなってしまいます。

一人でも充実した時間を過ごせる、一人でも楽しい一日を過ごせるとわかれば、あなたも寂しさを感じなくなるかもしれません。

まずは、一人の休日の過ごし方を試してみてください。特に趣味がないのであれば、外に出かけてみるなど、今までしたことないものに挑戦してみましょう。

実は進んで一人になっていた

一人の休日を過ごしていると、自分だけが一人だと感じた途端に寂しくなります。しかし、実はあなた自身が率先して一人になっているのかもしれません。

友達との予定が合わなくて遊べなかったとしても、連絡を取れる相手は必ず一人くらいはいるでしょう。その相手にあえて連絡しない、連絡するのが面倒に感じているのであれば、あなたは望んで一人になっていることになります。

実際、寂しいと思いながらも、人を誘うのが面倒で一人で過ごしていたことはありませんか？人はどうにかすれば、一人っきりの状態を抜け出すことはできます。

無理して人を誘わないのは、一人になるのを望んでいるからです。ただ、やることがないから寂しさを感じているだけです。一人で満喫できるものを見つければ、寂しさを感じることはなくなるかもしれませんね。

まとめ

今回の記事では、一人で寂しい時の気持ちの解消法とおすすめの過ごし方について見ていきました。一人で過ごす休日に寂しさを感じた時は、自分が楽しいと思う過ごし方を試してみてください。

寂しくて気持ちがどうにもできなくなった時は、解消法を実践して寂しさを吹き飛ばしましょう。一人で過ごすのが本当に寂しいのかどうか、改めて考え直してみるのも一つですね。一人でも楽しい休日を過ごして、充実した日々を過ごしましょう。