婚活する前に知っておきたい!男性の年収の現実

婚活を始める時、最初に年収の理想を掲げるのは女性なら誰もがするのではないでしょうか?
高年収の男性を捕まえられれば幸せになれる!と考える女性もいることでしょう。
確かに年収が低い男性は経済力がなく、そういった意味で年収が低い男性と結婚すると貯金もほとんどできないイメージがあります。
しかし、実際には女性が考えている以上に高年収の男性は少なく、女性が希望する理想と現実にはギャップがあるのが事実です。
自分が求める年収の男性は実際どれくらいいるのか?
男性の年収の現実と、婚活女性が求める男性の理想の年収について見ていきましょう。
なぜ婚活では男性の年収が重視されるのか
女性が婚活で年収が多い男性を希望する理由は、年収が多い男性の方が年収が少ない男性と比較して余裕のある生活を送れるからです。
年収が少ないと貯金もできないですし、マイホームを購入することや子供の人数も検討しなければいけません。
これから消費税が更に上がることを考えても、生活のベースとなる年収が低い男性を結婚相手にすると今よりも生活の質が下がってしまう恐れもあります。
また、子供が小さいうちは家にいたいというような女性でも、相手の年収が低ければ出産後すぐに働かなくてはいけなくなるかもしれません。
高収入を狙う女性は贅沢をしたいのではなく、無理のない結婚生活を送りたいという現実的な考えの元に求めている人がほとんどです。
自分の理想とする結婚生活を送りたいという理由から高年収を求めているのです。
ただし、その求める年収が高すぎるというのが理想と現実のギャップとして上がっているのが現状です。
女性が男性に求める理想の年収は?
具体的に女性は男性に対してどれくらいの年収を理想としているのか調べてみました。
中央大学山田昌弘教授が調査した結果では、25~34歳の東京に住む女性の40%が年収600万円以上を求めていることがわかりました。
結婚を真剣に考え始める年代の女性だからこそ、お金に対しても真剣に考え始めるのでしょう。
600万円以上の年収を理想と掲げる女性は、結婚と共に仕事を引退したいと考えている女性がほとんどです。
専業主婦として家庭に入っても、子育てを十分にやっていける金額を考えた時に掲げられるのが年収600万円です。
高年収を求める女性であれば、年収1000万円を求める女性もいたりと男性に期待を寄せている女性が多い傾向にあります。
しかし年収600万円以上の男性の割合は5.9%です。
しかも、中央大学の山田昌弘教授の調査によると、25~34歳の未婚男性に絞るとたったの3.5%というのが現実です。
実際の男性の平均年収はどのくらい?
平均年収を調べてみればよくわかりますが、実際の男性の平均年収は女性が希望しているよりもかなり低いと言えます。
実際の男性の2017年の平均年収は30代が495万円程度、40代が594万円程度となっています。
この金額は婚活に最も多い世代の男性の平均です。
あくまでも平均年収なので、この金額よりも高い年収をもらっている人もいれば、低い年収をもらっている人もいます。
業界や職種にもよりますが若い男性は年収が低い傾向にあり、20代で平均年収が400万円を超えるのは28歳以降になります。
この現実を考えても、女性が理想とする年収をクリアしている男性の数は少ないことがわかります。
ただ年収が低いから貯金が少ないと言うわけでもないので、年収300万円の男性の方が年収500万円の男性よりも貯蓄している可能性もあります。
年収が高いからこそ、あればあるだけ使ってしまう浪費家もいます。
年収が高いというだけでお金を持っているという判断をするのもよくありません。
婚活でつい避けたくなる実家暮らしの男性の方が、お金を使わずに貯金されている男性が多いこともあります。
将来を考えた貯金をしている誠実な男性がいることもあるので、実家の男性を対象外にするのはもったいないです。
貰っているお金だけではなく、お金の使い方がどうなのかも確認する必要があります。
つまりデータ面だけでは、結婚後にお金に悩まなずにすむかどうかは決められないということです。
高収入の男性と結婚するには?
年収600万円を超える高収入な男性と結婚するためには、実際どうすればいいのでしょうか?
600万円以上を求めている25~34歳の女性と同年代の男性の平均年収は400~495万円です。
平均から考えると、出会う確率はかなり少なくなると考えられます。
年収600万円以上を手にしている未婚男性は3.5%です。
職種で考えると、金融業・保険業・教育業などが挙げられます。
他には若くして事業を立ち上げて成功された方も、その中に入ります。
職種を見てもわかるように、仕事レベルの高い人が多いことがわかります。
これらの男性に結婚相手として見てもらうには、釣り合うような女性にならなくてはなりません。
男性に与えられてもらおうと考えているだけでは、高収入な男性は振り向いてはくれません。
- 気配り、気遣いができる
- 知性や教養がある
- 社会人としてのマナーが身についている
など常識的なことから、女性としてのたしなみなどを身に着けることが大切です。
高収入な男性は女性から引く手あまたです。
その中から自分を選んでもらうには、待ちの姿勢だけではなく自分磨きも必要になってきます。
自分が求めるだけではなく、男性には何をしてあげられるのかを考えて行動することが大切になります。
年上男性を狙えばチャンスが増える!
結婚相手の年齢を引き上げれば、理想の年収の男性と出会える確率が上がります。
DODAの男性の年収調査によると、40代男性の40.8%が600万円を超えています。
つまり40代男性を狙えば、年収600万円以上の男性と結婚できるチャンスが広がると言えます。
50代の男性になれば、より年収600万円以上の男性と結婚できる確率が上がります。
婚活において年収の条件を第一に考えるのであれば、年齢の条件を広げるのが最適です。
男性は結婚相手を選ぶ時に女性の年齢を気にする傾向もあります。
若い女性と結婚した方が子供も望めるためです。
40・50代男性は反対に30代、20代後半の女性を婚活相手として選んでいる人が多いです。
そのためマッチングする確率が上がります。
婚活男性のプロフィール欄の嘘の年収に要注意
婚活をしている男性の年収を年齢ごとに見ていくと平均は450万円~600万円程度になりますが、婚活サイトやマッチングアプリのプロフィールを見ていくとそれよりも多い金額を年収として書いている男性を多く見受けられます。
ネット婚活では500万円~700万円など年収を選択する項目の幅が広くなっていますが、それでも平均よりも年収が高い男性が目立ちます。
実は、婚活サイトやマッチングアプリで年収の金額を入力するのは自己申告制となっています。
婚活サイトでは源泉徴収票を提出して年収証明をしている人もいますが、そのような人は少数派です。
そのため、ネット婚活では必ず年収証明をしなければいけない結婚相談所と比べると、年収が高い男性が多いと感じるでしょう。
このような平均年収よりも年収が高めの男性は、マッチング率を上げるためや見栄のために年収を実際よりも高くプロフィールに記載している可能性もあります。
男性自身も女性が年収の高い男性を求めていることを理解しているからです。
したがって、実際に会って話してみると話の中で年収と生活のバランスが合わないような人もいるはずです。
婚活パーティでも同じように高めの年収を書いている人がいるので、相手の職種などから判断して注意しましょう。
年収条件をクリアしていて、結婚を本気で考えられる相手と出会えた時は改めて相手の年収を確認しておくことをおすすめします。
結婚生活をイメージしてストライクゾーンを広げる
男性の年収に対しての理想と現実の差を埋めるためには、実際の結婚生活をイメージすると良いでしょう。
年収600万円がいいと考えていても、実際自分が求める結婚生活を考えるとそこまでお金が必要ではないこともあります。
もちろん、お金はあればあるだけゆとりが出るのでつい婚活でも男性に年収が高いことを求めがちです。
誰だってギリギリの生活よりも、余裕を持った暮らしをしたいですからね。
ライフプランを考えると、具体的に必要な金額が見えてきます。
結婚してからも仕事を続けたいと考えている女性であれば、特に理想の年収を大幅に下げることができます。
理想の年収の水準を下げるだけで、婚活の視野を広げることができます。
結婚相手として考えられる男性の数を増やすことができれば、男性とマッチングする確率も上がります。
結婚は自分と相手がお互いにストライクゾーンに入り、マッチングしないとできないものです。
高年収な男性を求めても、男性側に求められる女性にならなければ選んでもらえません。
まずは、自分の理想を見直して、本当に結婚をする上で自分が求めているものは何かを考えてみましょう。
結婚に必要な条件を再度考えてみよう!
年収を理想に掲げてしまうと、理想の年収をクリアしていない男性は眼中に入らないものです。
しかし、高年収であることは本当に結婚をする上で大切な条件でしょうか?
もちろん年収が低すぎる男性との結婚は不安です。
しかし、結婚生活で大切なのは相手と生涯を共にしていけるかどうかです。
- 浮気をしない誠実な男性なのか
- お金の管理はできるのか
- 価値観は合うのか
- 結婚生活に対する意見が合うのか
など結婚をする上で考えることはたくさんあります。
高収入な男性でも、稼いだお金を全て使ってしまったり、高圧的な態度を取る男性であれば幸せにはなれません。
反対に年収は高くなくても、自分のことを大切にしてくれる男性と結婚できれば幸せになれることもあります。
再度結婚に求める条件を考え直し、自分が幸せになれる結婚に必要なことは何かを考えてみましょう。
最後に
年収の理想と現実のギャップはかなり大きいものでしたね。
この現実にショックを受けられたかもしれません。
しかし、年収の高い男性を見つけても年収がずっと同じだったり、ずっと上がり続けるといった保証はありません。
婚活で出会った時は良い条件でも、転職をきっかけに年収が下がる可能性もあります。
逆に、年収でストライクゾーン外だと思っていた男性が管理職になって年収が一気に上がることもあります。
だからこそ、年収だけを重視して相手を選ぶと後悔することになりかねません。
もちろん、目標もなく安定しない非正規雇用を渡り歩いているような相手では不安ですが、年収はあくまでも一つの指標として見るくらいに留めておくといいですよ。
これから婚活を始める方は婚活サイトと結婚相談所がおすすめです。