最近では未婚率が高いことから婚活をする人が増えていますが、その中でマッチングアプリや街コンなどの手軽な方法ではなく断り方が難しいお見合いを選択する人もいます。

お見合いのメリットは仲人が仲介者となってくれたり相手の情報に信憑性がある、結婚までの進展が比較的早いことが挙げられます。

しかし、お見合いが一回で上手くいくことは稀で、断りたくなる時もありますよね。

そのようなお見合いの断り方について解説します。

お見合い前に断りたい時はどうする？

お見合いを断るには大きく分けてお見合いする前に断る場合と、お見合いをしてから断る場合の2つのパターンがあります。

相手の上司など断りにくい相手から勧められて気乗りしない場合など、最初から断りたい場合には相手の身上書を開封する前に断る必要があります。

なぜなら、身上書を開封してから断ることになってしまうと断るための理由をもう少し深く考えなければいけなくなってしまうからです。

逆に、身上書を見てから断ることを決めた場合には、仲介者に相手に失礼にならない言葉を添えた上で断るようにしましょう。

会う前から断るのは失礼だと思う人もいるかもしれませんが、お見合いではできるだけ早く断ることが相手のためになります。

お見合い後に断る時は相手の悪い点を指摘しない

お見合い後に”やっぱりこの人とは合わないかもしれない”と思って断る人もいますが、その場合は仲介者を通してお断りの連絡をします。

断る時には具体的に相手の欠点を指摘したくなってしまう人もいるかもしれませんが、お見合いの断り方として相手の欠点を挙げていくのはやってはいけないこととされています。

なぜなら、欠点を挙げても挙げなくても断るということは変わらないので、欠点を挙げることによってしまうことによって仲介者は責められているような気持ちになり、印象が悪くなってしまう可能性があるからです。

だからこそ、言いたいことがあっても「もったいないお話ですが」などあえて相手の欠点に触れないことがお見合いのマナーとなっています。

ただし、仲介者がしつこくなぜダメだったかを聞いてきたり、言っておかなければ相手のためにならないと感じたことがあれば、やんわりと伝えても良いかもしれません。

お見合い後に仲介者に相手をプッシュされることもあるかもしれませんが、お断りすると決めた以上はハッキリと断るようにしてください。

デート後は直接会って断る

お見合い後に断る時にはお見合い後にすぐに断る場合と、何度かデートをして断る場合があります。

お見合い後に断る時には仲介者に伝えれば良いのですが、既に何度か2人でデートをしていて連絡先を知っている場合、仲介者は通さずに本人に直接会って断るのが良いでしょう。

断る時にはメールで済ませたいと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、お見合いの場合には婚活アプリや婚活パーティーの出会いと違って仲介者の目もあるので、いい加減な対応をしてはいけません。

直接会って断ることで相手に誠意も伝わるので、特に何度もデートをした時には丁寧にお断りするようにしてください。

本人に直接お断りをする場合でも、仲介者の目がないからといって相手の欠点を言ってはいけません。

どこが悪かったのかと聞かれたら、相手を傷つけないようにきちんと言葉を選びましょう。

相手に失礼な断り方をしてしまった場合には、仲介者の信用までが落ちてしまうかもしれないですし、仲介者が上司や親戚だった場合には自分とその人の関係までが悪化してしまう恐れもあります。

仲介者の見ていないところでも、きちんと相手への誠意は忘れないようにしてください。

断る時にも感謝の気持ちを伝える

お見合いの断り方として一般的なのは、相手を責めるのではなく相手を立ててお断りをすることです。

お見合いやデートをするために相手は費用をかけていることも多いですし、相手の貴重な時間を割いてもらっています。

また、断り方によっては今回のお見合いが上手くいかなかったことによって、お互いの仲介者との関係性にも響くこともないとは言い切れないですよね。

そういった意味で、お見合いを断る時にはどの時点で断るとしても、相手に感謝の気持ちと謝罪の気持ちを伝えることがポイントです。

相手が悪いから断るという印象を与えるのではなく、謙遜した断り方をすることによって相手も気分を害さずにお互いに次に進むことができるはずです。

最後に

お見合いはマッチングアプリや恋活パーティーのような婚活に慣れていると少し独特な感じがしますよね。

しかし婚活の真剣度が高く、仲介者を通すことから安心できるため、今でもお見合いを利用して結婚をする人は少なくありません。

ただし、通常の婚活とは違ってマナーもしっかりと守らなければいけないので、お見合い初心者の人はお見合いの進め方や断り方を頭に入れてから利用するようにしてください。

結婚相談所などの婚活サービスでもお見合いができるところがあるので、周りからの紹介はないけれどお見合いをしてみたいという人は、そういったサービスも活用してみると良いでしょう。