「お見合いって、厳しいマナーや細かいルールがありそう…。」

紹介のお誘いに興味があっても、なんだか敷居が高く感じてしまう方は多いです。

ですが、基本的なポイントさえ押さえてしまえば、身構えることはありません。

この記事では、お見合いに関するマナー・ルールを徹底解説します！

婚活をする方なら必ず役立つ知識なので、しっかり身につけていきましょう。

お見合いでの服装

お見合いは短時間での勝負なので、第一印象を良く見せることは非常に大切です。

服装や髪形については、上品で清潔感があることが一番のポイント。

初回だけでも、普段より女性らしい雰囲気を意識した方が、男性からは好印象です。

いつもはパンツスタイルが多い人も、スカートやワンピースの着用をおすすめします。

派手だったり暗い色の服は避けて、シンプルで明るい色の服がいいですね。

大きいアクセサリーやブランドロゴが目立つ小物も、お見合いでは避けた方が無難。

ネイルや靴など、傷みが目立つ部分は出かける前にしっかりチェックしてください。

“お洒落をする”というよりも、“身だしなみを整える”という意識で臨むのが正解です。

ちなみに香水も好みが分かれるものなので、できるだけ控えるようにしましょう。

待ち合わせ時

お見合いは遅刻厳禁ですから、必ず10分前には到着するようにしてください。

待ち合わせでは、基本的には男性から声をかけるのがマナーとなっています。

ただしあなたが先に相手に気づいたら、自然に声をかけるのがいいでしょう。

男性が気づいて声をかけやすいよう、目印になるものを身につけるか持っておくと◎。

待っている間もスマホをいじったり、イヤホンで音楽を聴くのはＮＧです。

相手と初めて顔を合わせたら、ニコッと明るく微笑んでくださいね。

「初めまして。○○（フルネーム）と申します。今日はありがとうございます。」

と、まずは今日のお見合いの席へのお礼から伝えるようにしましょう。

お見合いでの会話マナー

お店ではスマートな対応を

最近では仲人が同席せず、二人でカフェやホテルのラウンジで行うことが多いです。

大抵の男性は、女性に奥の席を譲ってくれるので、恐縮せずにお礼を伝えてください。

またお店のスタッフへの対応は相手にしっかり見られているので、横柄な態度は禁物です。

お店でのお会計については、男性側が出すのが基本的なマナーです。

だからと言って余計な注文をしたり、当たり前という素振りを見せてはいけません。

支払いをしてもらったら「ありがとうございます」と一礼するのが女性側のマナーです。

聞き上手を意識する

つい自分のことを話しすぎたり、逆に相手のことを知りたくても質問攻めはいけません。

お見合いでは、自分が話すよりも、相手の話に耳を傾ける姿勢を持ちましょう。

さらにただ頷くだけでなく、お相手に共感するように話を聞くと好印象を持たれます。

「そうなんですね」とか「よく分かります」など、肯定的な言葉を使うといいですよ。

第一印象はイマイチだったけど話してみると気が合った、というのはよくあることです。

どんな相手に対しても、興味を持って話を聞き、いいところを探すようにしましょう。

常に笑顔を心がける

笑顔は、お見合いにおいて最も大切なマナーだと言えます。

お見合いの最中、相手が無表情やムスっとして、不愛想な態度でいたらどうでしょう。

「楽しくないのかな？」「不機嫌にさせてしまったかな？」と心配になりませんか？

それは相手にとっても同じですから、いつもにこやかな表情を意識してください。

逆に言えば、どんな人であっても、笑顔でいる人には好印象を持つものです。

自分に自信がない人や、緊張してしまうという人ほど、笑顔で挽回するといいですよ。

マナー違反！お見合いでＮＧな話題

新たな出会いの場ですから、過去の恋愛経験についての話題はふさわしくありません。

婚活を始めたきっかけや、これまでの婚活の状況などを訊くのも踏み込みすぎです。

お互い初対面で、今後お付き合いを始めるかも…という段階なのに白けてしまいます。

逆にいきなり結婚の条件や、個人情報についての細かい話をするのもよくありません。

貯金や親との同居、子供についての話は、気になってもお見合いの場では避けてください。

お見合いとはいえ初対面なので、「プライバシーには踏み込みすぎない」ことが肝心です。

また、お見合いの場で名刺や連絡先を交換することはルール違反なので気をつけましょう。

お見合い後の返事

さて、お見合いが済んだら、お相手に「返事」をしなければなりません。

ただし相手の男性に直接連絡をしてはいけませんので、必ず仲人を通してください。

（そもそもお見合いの場で連絡先交換すること自体がルール違反です。）

返事をするタイミングは、お見合い当日～翌日のお昼までです。

お断りする場合も、紹介してくれた仲人に失礼がないよう、言い回しに注意しましょう。

両社ともＯＫであれば、一般的に男性の方から次回の約束について連絡があります。

お見合いのたった1時間で、相手に好印象をもったというケースは少ないもの。

“悪くはない”と感じたら仮交際をして、ゆっくり相手を知ることをおすすめします。

まとめ

お見合いの場でのマナーは、単なる形だけのものではありません。

きちんとこなせば、「常識的で気遣いができる人」という相手へのアピールに繋がります。

どれも基本的なことではあるものの、意外とできていない人が多いのです。

だからこそ“当たり前のルールやマナーをちゃんと守れる”だけで印象は大幅にアップ！

「面倒くさい」「自分らしくない」なんて手を抜くのは、非常にもったいないことです。

婚活での初対面は、まず好印象できちんとした人間であることを知ってもらえれば十分。

あなたらしさを知ってもらう機会を得るためだと思って、しっかり予習していきましょう。