本気で人を好きになれない心理|意外な5つの原因と解決方法

「本気で人を好きになれない」と悩むことはありませんか?
良い人に巡り会えていない可能性もありますが、その原因は自分にある場合がほとんどです。

どうして本気で人を好きになれないのか原因を知れば、他人との良い関わり方を見つけられます。
今回は、人を好きになれない人の心理と解決方法についてお話します。

本気で人を好きになれないのはなぜ?

いいなと思ってものめり込むような恋愛感情を持てないし、なかなか本気になれない…。
そんな「本気で人を好きになれない自分」を感じると、不安になりますよね。

人を本気で好きになれないと悩むのは、決して自分だけではありません。
また、必ず原因がありますので、「どうしてそうなのか」を知ることが大切です。
以下で解説します。

人を好きになれない人は多い

幸せそうな恋愛をしている人を見ると、「本気で人を好きになれないのは私だけなのかな」と落ち込みますよね。
ですが、「好きになってもすぐに冷めてしまう」「そもそも人に強い関心を持てない」という人は大勢いて、同じような葛藤を抱えています。
ただ、そんな自分を人に知られるのが怖いため、あからさまに口にしないだけです。

なぜ人に知られるのが怖いのか。
「この人自身に問題があるのでは」と思われたくないからです。
実際に「それって大丈夫なの?」「何かあったの?」などと言われたことがあれば、余計にそんな自分を隠そうとします。
本気で人を好きになれず悩む人は多いのです。

人を好きになれないのは原因がある

どうして本気で人を好きになれないのでしょうか。
「いい人がいないから」「付き合ってみたけど合わなくて」など、原因を相手に求める人がいますが、本当にそうでしょうか。

どんな人であれ、完全に自分の理想通り、ということはまずありません。
ひとりひとり性格も違えば価値観の方向もさまざまで、それを楽しむのが恋愛の醍醐味でもあります。

たとえば、本当に自分の理想通りの人と出会えたはずなのに、なぜか心が盛り上がらずにいつの間にか冷めてしまうことがあります。
相手には何の問題もなく、自分の心が前向きになれないのが原因です。
そんな自分を知ると、「やっぱり私はだめな人間なのかな」と落ち込みますよね。

本気で人を好きになれない理由は、心理的なものである場合がほとんどです。
それを理解すれば、ポジティブな心で相手と関わることができます。

本気で人を好きになれない心理

沈んだ表情で横たわる女性

本気で人を好きになれないのは、どんな心理が隠されているのでしょうか。
自覚できるものや自分では気が付かないものなど、そこには以下のような特徴があります。

  • 人を好きになるのが怖い
  • 恋愛感情が持てない
  • 好きなれる相手がいない
  • すぐに冷めてしまう
  • 別れを想像してしまう

それぞれ詳しく解説していきます。

人を好きになるのが怖い

誰かに関心を向ける、恋愛感情を持つのは、それだけ自分の感情が大きく揺れ動くことになります。
悩んだり苦しんだりすることをストレスに感じてしまうと、人を好きになることそのものが怖くなり、関わるのをやめてしまいます。

恋愛感情には、もちろん相手といて幸せを感じる気持ちもあるのですが、それよりネガティブな部分に負担を感じるのですね。

また、人を好きになれば、いつか必ずその結末が訪れます。
両想いでお付き合いできれば良いですが、振られてしまえば大きなショックを受け、自信を失います。
傷つくことが怖いため、人を好きになることから遠ざかるのです。

恋愛感情が持てない

ちょっといいかな、と思う人はいるかもしれません。
でもそれ以上恋愛感情が育たず、いつまで経っても心の距離は遠いまま、ということはないでしょうか。

友人に覚える親しみとは明らかに違う恋愛での「好き」は、相手のことをもっと知りたい、そして自分のことを伝えて好きになってもらいたいという欲求があります。
ですが、そこまで気持ちが育たないまま、いつの間にか相手との関係が終わってしまうのが、本気で人を好きになれない人の特徴です。

恋愛感情は、本来大きなエネルギーを持つものです。
それを実感する前に気持ちを手放してしまうのですね。

好きになれる相手がいない

本気で人を好きになれないという人の中には、「好きになれる相手がいない」ということもあるでしょう。
周りはすでに恋人のいる人ばかりであったり出会いそのものがなかったり、恋愛の機会が訪れないのですね、

また、恋愛関係になる可能性があるとしても、理想と違っていたり友達止まりであったりと、好きになれずに終わってしまうこともあります。
どんな人が周りにいるのであれ、好きになるのは自分自身の問題ですよね。

なかなか本気になれる相手を見つけられないのも、人を好きなれない人の特徴です。

すぐに冷めてしまう

いいなと思ったけれど、悪い面や想像と違う態度を見て恋心が冷めてしまう、という経験はないですか?
関心を持てたのにすぐに冷めてしまうのは、相手を受け入れようとする積極さがないからです。

どんなにいい人であっても、短所がないということはありませんよね。
悪い面があってもお互い様であり、知った上でより良い関わり方を考えるのが、好きになることに前向きな人です。
それができないのは、相手に心を開いていないからともいえます。

別れを想像してしまう

好きになれそうなのに「うまくいかなかったら傷つく」「別れることになったら悲しいし」と先を読みすぎて諦めてしまう人もいます。
別れる場面ばかり想像していては、ポジティブな気持ちで相手と関わることはできません。
まだ訪れてもいない「うまくいかない未来」を想像することで、本気で好きになることにブレーキをかけている状態です。

もちろん、恋愛は良いことばかりでなく傷つくことも悩むことも多くあります。
本気で人を好きになれないのは、恋愛することで受け取る幸せよりネガティブな感情に目が向いてしまい、それに耐えられないからです。

人を好きになれない原因

それでは、人を好きになれないことにはどんな原因があるのでしょうか。
本気になれない、深く人を愛せないのは、自分自身がそこに安らぎを得られないからです。
主に、以下の点が原因として挙げられます。

  • 自己肯定感が低い
  • 自己愛が強すぎる
  • 過去の恋愛がトラウマ
  • 両親が不仲だった
  • 理想が高すぎる
  • アセクシャル

ひとつずつ見ていきましょう。

自己肯定感が低い

人を好きになるには、まず自分自身のことを好きでないとできません。
「こんな私、嫌い」と思っていると、ポジティブな気持ちを持って人を好きになることができません。
自己肯定感の低さは、何より人と関わることの自信を奪います。

好きになれそうな人がいても、「どうせ私じゃ無理だろうな」と最初から諦めがちなので、積極的に自分を知ってもらおうとはしなくなります。

自己愛が強すぎる

自己愛が強い人は、何より自分の満足を優先して相手と関わるのが特徴です。
相手の気持ちを知るよりも「満たしてもらいたい」気持ちが強いので、それが叶わないとすぐに否定や拒絶に走ります。

それでは、対等な関係を築けません。
相手の気持ちを想像し、受け入れることを考えましょう。

過去の恋愛がトラウマ

過去の恋愛で受けた傷が尾を引き、それが原因で人を好きになれないこともあります。

  • 元カレにひどい言葉を吐かれた
  • 信じていたのに浮気された
  • いきなり音信不通になった

など、「好きだったのに拒否された自分」の痛みが忘れられないのですね。

いいなと思う人がいても、「また傷つけられるかも」と無意識に思い込んでしまうことで、本気になれない状態です。

両親が不仲だった

両親の仲が悪く、ケンカしたり無視したりするのを見て育つと、どうしても恋愛に良いイメージが持てません。
一番身近な存在で不幸な関係を実感してしまうと、「幸せで楽しい恋愛」がわからなくなりますよね。

誰かを好きになりかけても、不仲だった両親の姿を思い出して気持ちが沈んでしまう、という人もいます。
恋愛にポジティブなイメージを持てないことが、本気で好きなりたい気持ちにブレーキをかけるのですね。

理想が高すぎる

たとえば、「毎日LINEや電話をくれて、お休みの日は必ずデートする」「年収が高くてデート代は全部出してもらう」など、好きになる人の理想が高すぎるのも問題です。
お付き合いできる人がいても、「もっといい人がいるかも」などと考えてしまうと、その人をまっすぐ好きになる気持ちが育ちません。

いま手にしている幸せをしっかり実感できないのは、いつまでも本気で好きになれる人を見つけられることでもあります。

アセクシャル

アセクシャルとは、他人に対して恋愛感情や性的欲求を持たない人のことです。
意識して好きにならないようにしているわけではなく、あくまでも「自然にそんな感情を抱かない」状態を指します。

そもそも他人に恋愛感情を向けない状態が普通なので、アセクシャルの場合は本気で人を好きになれないことに問題があるとはいえません。
友人や家族に対する愛情はあるけれど、特に恋愛や性的な意味で他人を意識しないというときは、自分がアセクシャルである可能性を考えてみましょう。

人を好きになるための方法は?

不安げに振り返る女性

人を好きになるためには、何よりそんな自分を認めてあげることが大切です。
好きになれる人を見つける前に、まずは自分自身が変わるのが、幸せな恋愛をするためには欠かせません。

  • 自分に自信をつける
  • 素直な気持ちで行動する
  • 他人に期待しすぎない
  • 他人の良いところを探す
  • 出会いの機会を増やす

以上の点を意識しながら、努力してみましょう。

詳しく解説していきます。

自分に自信をつける

自分に自信をつける、自己肯定感を上げるには、成功体験を積むことが重要です。
「自分から挨拶できた」「気持ちを言葉にできた」など、小さなことでも「できた」ことを意識すると、それが自信につながります。

このとき、相手の反応を気にするよりまず「できた自分を褒めてあげる」のが先です。
「よく頑張ったね」と自分自身に声をかけてあげることで、行動することに自信がついてきます。

素直な気持ちで行動する

「もっとこの人について知りたいな」と思うのなら、その気持ちを大切にしましょう。
「でも」「だって」とその感情を遠ざけることは、何より自分自身を否定します。

素直な気持ちに従って行動すれば、どんな結果であっても後悔がありません。
何もせずに悔やむより、自分の気持ちを信じることを意識したいですね。

他人に期待しすぎない

他人に対して「こうしてくれるだろう」という期待を持つのは誰でもありますが、そればかりでは叶わなかったときに失望感が大きくなります。
そもそも他人は自分の期待に応えるために動いているのではありません。
それは、自分自身も同じはずです。

他人に期待するのではなく、自分で自分の行動に満足できるような意識を持ちましょう。

他人の良いところを探す

自分と同じように、他人にも長所や短所があります。
悪い面ばかり注目するより、良いところを探そうとすれば、必ず好きになれる長所が見つかるはずです。

他人の良いところを見つけられる人は、他人からも自分の長所を見つけてもらえます。
ポジティブな気持ちで関わるには、長所を見つけようとする意識を忘れたくないですね。

出会いの機会を増やす

好きになれる人がいない場合は、出会いの機会を増やす努力をしましょう。
合コンに参加してみる、恋活アプリを使ってみるなど、普段とは違う行動が新しい縁を引き寄せます。

また、新しい習い事を始めてみるのも、好きなものを通じて人と知り合えるのでおすすめです。
出会いを待つのではなく、自分で機会を作ることが肝心といえます。

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人を好きになれない人を好きになったら

恋をした人が、本気で人を好きになれない人だった。
こんなこともあると思います。
自分に関心を持ってくれない様子を見ると悲しいですが、無理に振り向かせようとするよりまずは相手の状態を受け入れるのがベターです。
以下の点に気をつけましょう。

  • 無理に追いかけない
  • まずはいい友達になる

それぞれ見ていきます。

無理に追いかけない

本気で人を好きになれない人は、相手に深い興味を持てないため追いかけられるとプレッシャーを感じます。
こちらからアプローチを繰り返すことで関心を引けると思っても、それが通じないのですね。

むしろ、追われても応えられないプレッシャーから相手を遠ざけたくなります。
リアクションが薄かったり連絡が減ったりなど、ネガティブな変化があったら深追いすることはやめましょう。

まずはいい友達になる

本気で人を好きになれない人と良い距離感でいるには、最初は「気軽に話せる友達」くらいがお互いにリラックスできるといえます。
自分に自信がなかったりなかなか人に心を開けなかったりするので、いきなり恋愛関係を目指してもそれが相手にとっては負担になる、と思いましょう。

変に気を使わずに済む友達関係から信頼を築き、心の距離を縮めていくのがベターです。
「この人は自分を信じてくれる」という安心感があると、心を開きやすくなります。

友達から恋愛関係に進みたいときも、いきなり距離を詰めるのではなく相手の反応を見ながら気持ちを打ち明けるのがいいでしょう。

まとめ

本気で人を好きになれないのは、主に自分に原因があります。
改善を望むなら、自分を好きになること、相手を受け入れる余裕を持つことを心がけましょう。
他人との関わり方は、自分の気持ちひとつで良くも悪くもなります。
ポジティブな心を持つには、自分を変える勇気が肝心です。
「自分が変われば相手が変わる」ことを忘れずにいてくださいね。

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