【ペアーズ体験談】いい意味で職業を偽っていた男 第1話
ペアーズではかなり細かく職業を絞り込むことができます。
例えば商社なら「大手」なのか「外資」なのか「専門」なのか選べます。
よくあるのは実際に会って話を聞くと「大手商社じゃなくて専門商社だよね?」というガッカリパターンです。
ですが今回紹介するのはその逆で、会ってみたら大手だったというパターンです。
なぜ職業を偽っていたのか、その理由が悲しいものでした。
いいねをもらう
ペアーズではマッチングしたいと思う相手に「いいね」を送ることができます。
そしてお相手からも「いいね」をもらえれば晴れてマッチングとなりメッセージの交換をすることができます。
ニセ職業男さんとの出会いはわたしが「いいね」をもらったことからでした。
ニセ職業男さんのプロフィールを見ると年齢は30歳で身長は170㎝、顔もタイプではなかったです。
ただ、スーツのセンスはいいなと思いました。
ここで気になるのは職業と年収ですよね。
医師で年収1,000万円超えならマッチングしたいと思いますし、逆に金融で年収400万円ならマッチングしたいとは思えません。
ニセ職業男さんは・・・「商社(石油)年収400~600万円」でした。
マッチングしたいスペックではない
正直ニセ職業男さんはマッチングしたいほどのスペックを持っているわけではなかったです。
でもどうしてマッチングをしたのかというと、「家が近いから」でした。
ニセ職業男さんはプロフィールに最寄り駅を書いていて、それがわたしの最寄り駅と同じだったのです。
「住んでいる場所が近いなら美味しいお店とか教えてもらえるかも♪」と軽い気持ちでわたしも「いいね」を返してマッチングしました。
誠実なニセ職業男さん
マッチングするとニセ職業男さんからすぐにメッセージが届きました。
「○○さん、よろしくお願いしますね!本当にお綺麗で、マッチングできてびっくりです笑
最近東京来られたんですね~それまではずっと静岡にいらしたんですか??」
女性はお世辞だとわかっていても自分の容姿を褒められると嬉しいものです。
ニセ職業男さんはそのあたりよくわかっているなと思いました。
その後も住んでいる場所が近いということでご近所トークで盛り上がりました。
ニセ職業男さんは6歳年下のわたしにもずっと敬語を使って下さっていて、誠実な方なんだなという印象を持ちました。
たまに年下の女だからと偉そうにため口になる男性がいるのです。
なかなかご飯に誘われない
一週間ほどメッセージをやりとりしてお互いの出身地や趣味、休日の過ごし方、好きな食べ物など一通りの会話が終わったのにも関わらず、ニセ職業男さんから「ご飯に行きませんか?」と誘われることはありませんでした。
多くの男性は一週間くらいメッセージをやりとりするとご飯に誘って下さるので、ニセ職業男さんにとってわたしはただ話したいだけの相手なのかな?と思っていました。
ニセ職業男さんのスペックはわたしの男性に対する希望条件を満たしていませんでしたし、話がとても盛り上がるというわけでもなかったのでこのままフェードアウトしようと思いメッセージを返す頻度を落としました。
やっとご飯に誘われる
メッセージの頻度を落としてからすぐにニセ職業男さんにご飯に誘われました。
「こんばんは!マッチングして様々なお話をするなかで実際にお会いしてお話ししたいと思いました。もしよろしければお食事に行きませんか?本来はもっと前に誘いたかったのですが、仕事の繁忙期で残業ばかりで誘えませんでした。」
あ~なるほど。お仕事が忙しくてご飯に誘ってくれなかったのか、と納得したわたしはOKの返事をしました。
ニセ職業男さんからは候補のお店がいくつか送られてきてどれもわたしの家から徒歩圏内だったので「ご近所さんってすごく便利!!」と感動しました。
お食事をした後に電車を乗り換えて帰宅したり、タクシーに乗って帰宅するのって疲れますよね。
その点徒歩圏内ならお相手と別れてから5分で家に着くことができますから最高です!
集合時間がちょっと遅め
ニセ職業男さんが提案してきた候補のお店からわたしが選び、ニセ職業男さんが予約をしてくださいました。
「木曜日の20時半に予約しました!」
ちょっと遅めじゃないですか!?
わたしは17時定時ですし、多くの会社は18時半か遅くても19時定時ですよね?
少し残業になったとしても集合時間が20時半というのは遅すぎる気がしました。
お食事ってだいたい2時間ですから解散するのが22時半です。
今回はお食事に行くお店がご近所だからすぐに家に帰れますが、これが電車に乗らなきゃいけない場所だったら帰宅するのは23時過ぎですよね。
ニセ職業男さんは少し配慮に欠けるのかな?と心配になりました。
迎えた当日
当日は駅で待ち合わせをしました。
集合時間の5分前に到着したわたしはニセ職業男さんがくるのを待ちます。
集合時間の20時半ピッタリにニセ職業男さんがやってきました。
その姿がなかなか衝撃で仕事終わりと言っていたのに手ぶらだったのです。
スーツのポケットにお財布が入っているのは確認できましたが、普通はビジネスバッグを持つよね?と思いました。