【プレミアムステイタスパーティー体験談】出会って2時間で束縛された話 第2話

前回のあらすじ

プレミアムステイタスパーティーの帰りにご飯に誘ってくれた、年下の女性が好きな銀行員さんとの続きです。

何を食べたいか聞かれることなくお店を選ばれたり、メニューを見せてくれることもなく勝手に料理を店員さんに注文してしまった銀行員さんに、多少の違和感を覚えながら会話をしています。

最後にはやっぱり変な人だったと納得することになります。

どうしてもピンクを着せたい銀行員さん

お料理が来るのを待っている間に銀行員さんの趣味の話になりました。

山登りが趣味で、土日に茨城や長野まで行って登ることもあるそうです。

靴や登山着にもこだわりのあるほど本格的な様子でした。

「すごいですね~。素敵なご趣味ですね!」と言うと、「ぜひ今度一緒に行きませんか?」とノリノリで提案してきました。

わたし動くことが大っ嫌いなんですよね。

休日にわざわざ山に登るなんて考えられませんほんとに。

「いやぁ~わたしあまり運動得意ではないので~」とやんわり断ったつもりでしたが、「休憩をきちんとしながら山登りすれば大丈夫ですよ!行きましょう!」とぐいぐいきます。

めんどくさくなったわたしは「機会があれば」と言葉を濁しておきました。

社交辞令を本気に受け取った銀行員さんは話をすすめてきます。

「最近は女の子のウェアもかなり可愛いものが出ているんですよ。ほら。」

そう言ってスマホ画面を差し出されました。

そこにはパタゴニアという登山ブランドのレディースウェアが映っていました。

「こんなかんじとか似合いそうだよ。」

ショッキングピンクの登山ウェアに身を包んだモデルさんがほほえんでいます。

うへぇ~こんな原色のピンクなんて着ないわ!

適当に「可愛いですね。」と返すと銀行員さん調子にのってさらに「これも似合いそう。」「これもいいよね。」とすすめてきます。

そして全てピンクのウェアでした。

年下の女性好きでピンクのウェアを着せたいってちょっとヤバい人かもしれないと思いました。

そうこうしているうちにお料理が運ばれてきました。

サラダやオリーブとハムの盛り合わせ、牛ほほ肉の煮込みという無難なものがきたので一安心しました。

間接キスは嫌です

「俺、取り分けるよ!」気合を入れてサラダを取り分けてくれます。

でも慣れていないのかレタスがお皿から落ちたり、プチトマトをなかなかつかめなかったりして銀行員さんがイライラしているのが伝わってきました。

「わたしやりましょうか?」優しく助け船を出したつもりだったのに、銀行員さんに「いや、いい」とぶっきらぼうに断られました。

いいところを見せたかったのにうまくいかなくて不機嫌になるのはわかるけど、29歳のいい大人がそれを隠せないことにがっかりしました。

何とかわたしの元にやってきたサラダ。お味はとても美味しかったです。

サラダで懲りたのか、そのあとは「各自で取りましょう」となりました。

ピンに刺さっているオリーブはそのままとればいいし、ハムも切れているからフォークで取ればいいので問題はありません。

問題は牛ほほ肉の煮込みです。

おいしそうな牛ほほ肉の塊がたっぷりのソースの中に入っています。

自分の使っているフォークでそのまま取るつもりなのか、それとも取り分け用に新しくフォークを店員さんにお願いしてくれるのか。

わたしは潔癖症なので相手が口に入れたフォークでお肉を取られて、まわりのソースに唾液が混入したという事実を受け入れることはできません。

もし銀行員さんがご自分のフォークでお肉を取ったとしたらもう食べるのはやめようと思いました。

銀行員さんの行動を見守っていると、何の迷いもなくお肉を自分のフォークで取りました。

THE END

さよなら牛ほほ肉の煮込み。食べたかったよ。

いつまでたっても牛ほほ肉の煮込みを食べないわたしに気が付いた銀行員さんが声をかけてきました。

「食べないの?」

「わたし牛肉が苦手なんです。」

「え!なんで言わないの!?」

お前が聞かなかったじゃないか!勝手に注文したじゃないか!

わたし本当は牛肉大好きだからね!あなたが自分のフォークで取ったから食べられなかったんだからね!

悪口を言ってやりたい気持ちをおさえてこう言います。

「何も聞かれなかったので。ごめんなさい、言わなくて。」

思ってもいないけど謝っておきました。

「パスタとか何か好きなもの頼んで!俺肉食べるから。」

そうこなくっちゃね。お言葉に甘えてカルボナーラを注文し一人で平らげました。

出会って二時間で他の男性に嫉妬

ご飯も食べ終わりそろそろお店を出ましょうとなった頃、銀行員さんが急に深刻な顔になりました。

「連絡先教えてくれる?」

そういえばわたしたち連絡先交換していなかったんです。

LINEを交換すると、銀行員さんが変なことを言い出しました。

「あのパーティーで連絡先交換した人何人くらいいるの?」

そんなの銀行員さんに関係ないじゃんと思いつつ素直に答えます。

「20人くらいですかね?」

黙り込む銀行員さん。

「全員と連絡とるつもりなの?」

だからそんなの関係ないじゃん!!

「どうですかね、とりあえず連絡がきたら返そうとは思っています。」

再度黙り込む銀行員さん。

「男から会おうって連絡が来たら会うつもりなの?」

この人何が言いたいんだろう。とてもイライラしました。

「わかりません。お会いしたいと思う方にはお会いするつもりです。」

「会わないでほしい。」

はい!?何言ってるの??

わたしはあなたの彼女ですか??出会ってまだ2時間ですよ?

「お約束できません。そろそろ行きましょうか。」

そう言うと不満そうな顔をして銀行員さんがお会計を済ませてくれました。

ごちそうさまでしたと言って東京駅に向かいます。

歩いている間もずっと「よく知らない男と会ってもいいことないよ~。」「疲れるだけだと思うよ~。」と女々しく言ってきました。

駅について改札に入るわたしを見送る銀行員さん。

「また会ってね!絶対だからね!」

そう言われましたが、あなたと会うつもりは今後ありません。

電車に乗るとソッコーで銀行員さんをブロックしました。

プレミアムステイタスパーティーの体験談まとめ

出会って2時間で彼氏でもない男性に束縛されたのは初めてです。

奇妙な男性もいるんだなぁといい勉強になりました。

プレミアムステイタスパーティーは、ハイスペック男性を狙っている女性にはおすすめのパーティーです。

プレミアムステイタス

とはいえ、なかにはやっぱり変な人もいます。

ステータスだけでなく人柄もちゃんと見極めるようにしてくださいね。

(完)

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